全協環境委員会では1999年10月に「環境保全マニュアル」を発刊しました。
この小冊子(初版)では、石油系溶剤、テトラクロロエチレン、代替フロン、クリーニングに係わる排水等についての規制を、「消防法」「労働安全衛生法」「廃棄物処理」「環境基本法」「水質汚濁防止法」「オゾン層保護」等の各種法律、政令、規則に基づき説明、解説するとともに、「安全管理チェックリスト」等を資料として添付しました。
しかし、その後、PRTR制度や「土壌汚染対策法」の新設等の新たな規制が発令され「マニュアル」の補足、追加が必要になりました。
只今、地球規模における気象の変化や環境に関してさまざまな問題が各方面で議論をされております。 温暖化や異常気象あるいはオゾン層保護など非常に大きな問題ですが、私たちクリーニング業界にとっても決して無関係な問題ではありません
クリーニング業を取巻くこうした様々な諸問題を、主にドライクリーニング溶剤やランドリー排水の観点から、また労働衛生の面から当時の指針や法規制の状況などを身近なかたちでまとめた『環境保全マニュアル』初版を1999年10月1日に編集発行致しましたことは皆さまご承知のとおりです。
その後6年余りを経過し、その間新たにPRTR法の施行や土壌汚染対策法、あるいはVOC(揮発性有機化合物)規制などク業界にとって重要な事項をさらに追加する必要性が生まれ、今般『改訂 環境保全マニュアル』を再編発行する運びとなりました。
皆さまの企業社員教育のテキスト等にご活用頂きますようお願い申し上げます。また、このマニュアルを通して環境や労働衛生面の将来的な業界発展の一助となれば幸いです。
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