全国クリーニング協議会ロゴ・ヘッダ
理念とあゆみ 組織と活動 行事案内 政治連盟 会員名簿
目次 EメールHOME
 

環境委員会

改訂版「環境保全マニュアル」完成
12月上旬会員に配付


 全協環境委員会では1999年10月に「環境保全マニュアル」を発刊しました。

 この小冊子(初版)では、石油系溶剤、テトラクロロエチレン、代替フロン、クリーニングに係わる排水等についての規制を、「消防法」「労働安全衛生法」「廃棄物処理」「環境基本法」「水質汚濁防止法」「オゾン層保護」等の各種法律、政令、規則に基づき説明、解説するとともに、「安全管理チェックリスト」等を資料として添付しました。

 しかし、その後、PRTR制度や「土壌汚染対策法」の新設等の新たな規制が発令され「マニュアル」の補足、追加が必要になりました。

 只今、地球規模における気象の変化や環境に関してさまざまな問題が各方面で議論をされております。 温暖化や異常気象あるいはオゾン層保護など非常に大きな問題ですが、私たちクリーニング業界にとっても決して無関係な問題ではありません
クリーニング業を取巻くこうした様々な諸問題を、主にドライクリーニング溶剤やランドリー排水の観点から、また労働衛生の面から当時の指針や法規制の状況などを身近なかたちでまとめた『環境保全マニュアル』初版を1999年10月1日に編集発行致しましたことは皆さまご承知のとおりです。  
その後6年余りを経過し、その間新たにPRTR法の施行や土壌汚染対策法、あるいはVOC(揮発性有機化合物)規制などク業界にとって重要な事項をさらに追加する必要性が生まれ、今般『改訂 環境保全マニュアル』を再編発行する運びとなりました。
皆さまの企業社員教育のテキスト等にご活用頂きますようお願い申し上げます。また、このマニュアルを通して環境や労働衛生面の将来的な業界発展の一助となれば幸いです。


 

【環境保全マニュアル目次】


【石油系溶剤の規制】 
消防法 / 危険物の規制に関する政令 / 危険物の規制に関する規則 / 火災予防条例 / 労働安全衛生法 / 有機溶剤中毒予防規則 / 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 / 建築基準法 / 特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善の促進に関する法律
【テトラクロロエチレンの規制】
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律 / 特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善の促進に関する法律 / 環境基本法 / 水質汚濁防止法 / 土壌汚染対策法 / 大気汚染防止法 / 労働安全衛生法 / 有機溶剤中毒予防規則 / テトラクロロエチレンによる健康障害を防止するための指針 / 廃棄物の処理及び清掃に関する法律
【代替フロンの規制】
特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律
【クリーニングに係わる排水の規制】
特定施設と除外施設 / 管理者の設置 / 排出水の記録 / 排水処理の方法 / 下水排水基準 / チェックリスト
〔安全管理チェックリスト〕
〔石油系溶剤・安全管理チェックリスト〕
〔テトラクロロエチレン・環境保全チェックリスト〕
〔環境保全チェックリスト〕
1999年(平成11年) 10月発行 初版のはじめの言葉。
 
はじめに
クリーニング業は本来、衣服を清潔にすることにより、環境衛生に貢献する業です。しかし、一方でドライクリーニング溶剤や洗濯排水による労働環境、地域環境および地球規模の環境への影響もあることは周知のことです。我々、クリーニング業に携わるものは、衣服を清潔にするだけでなく、同時に環境への影響も極力少なくし、将来にわたって、社会的に受け入れられる業種として成長していくように努力することが望まれます。
この環境保全マニュアルがその一助になることを期待いたします。

   
Copyright 2005 Laundry and Drycleaning Society of Japan. All rights reserved.